こんにちは。ロッソエブルージュエリーのYUKIです。
ジュエリーは、人類の歴史と共に歩んできました。
今回は、ジュエリーの歴史とその流れについて説明します。
古代のジュエリー :飾り・社会的地位・信仰
ジュエリーの起源は、約100,000年前に遡ります。最初のジュエリーは、貝殻や骨を穴に通して作られたものでした。これらは、身体を飾るだけでなく、社会的地位や信仰を示すためにも使用されました。また、これらの装飾品は、コミュニケーションツールとしても機能しました。例えば、特定の部族やグループのメンバーシップを示すために使用されたり、敵対するグループとの差別化を図るために使用されたりしました。
古代ギリシャ(紀元前2世紀)では、ジュエリーは権力の高貴さ、神々の祝福の象徴でした。この時代には、エーゲ文明や古代ギリシャなどの文明が栄え、金や宝石を使った美しいジュエリーが作られました。
古代エジプトではゴールドが装飾の素材としてふんだんに使われました。また、宝石や半貴石もよく使われました。
中世のジュエリー :敬虔・官能・遊び
中世のジュエリーは、社会のあらゆる場面に遍在し、敬虔(けいけん)さとともに官能の象徴でもありました。装身具は人々が闇のなかに潜む悪しきものから自分を守るための護符だったという説、人間とは本来的に遊びたいもので、装身具とは遊びの一つなのだという説、人間は他人と違っていたいと願うもの、そのために身を飾ったのだという説など、さまざまな役割が考えられています。
中世になると、金属加工技術が進化し、より複雑で精巧なデザインのジュエリーが作られるようになりました。また、宝石が装飾品として使用されるようになり、ダイヤモンドやルビー、サファイアなどが人気を博しました。これらの宝石は、その色彩と輝きから神秘的な力を持つと考えられていました。
近代のジュエリー:富裕層と一般大衆に普及
19世紀の産業革命以降、工業化と大量生産技術の発展により、ジュエリーは一部の富裕層だけでなく、一般大衆にも広く普及しました。また、デザインや素材の多様化が進み、個々の個性や好みを反映したジュエリーが増えてきました。この時期には、アール・ヌーヴォーやアール・デコなどの芸術運動がジュエリーデザインに大きな影響を与えました。
現代のジュエリー:ファッションの一部・新たなテクノロジー
現代では、ジュエリーはファッションの一部として広く認識されています。
また、サステナビリティやエシカルな価値観を重視する消費者が増えてきたことから、リサイクル素材やフェアトレード宝石など、新たなトレンドも生まれています。
さらに、テクノロジーの進歩により、3Dプリント技術を用いたカスタムメイドのジュエリーやスマートジュエリーなども登場しています。
個人的には、今のライフスタイルに合うキラキラとしすぎないかっこいい古代のジュエリーが好みです。
皆さんはどの時代のジュエリーが好きですか?